『Obsidianノート術: ライフログや個人のノートはMarkdownでローカルに保存』
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ISBN:B0BBDLNYDD
Evernoteなどの既存のノートアプリに不満はありませんか?
本書は最近話題のノートアプリであるObsidianの入門書です。
Obsidianの使い方だけでなく、Markdownの書き方、デジタルなノートを作る考え方を紹介しています。
なお、本書では次のような人を対象としています。
ライフログやノート術に興味がある人
Markdownをノートに使ってみたい人
Obsidianの活用法を知りたい人
ツールを自分好みにカスタマイズして使いたい人
次のような人は本書の対象ではありません。
会社など複数のメンバーでの情報共有を考えている人
ライフログやノートなど記録することに興味がない人
Markdownは好みに合わず、他の記法で書きたい人
標準設定で使えるツールを探しており、カスタマイズを意識したくない人
最近では紙のノートではなく、デジタルなノートを使う人が増えています。デジタルなノートでは、情報を後から自由に追加できますし、時系列に並べることも容易です。具体的には、EvernoteやOneNote、Notion、Google Keep、Scrapboxなど多くのツールが使われています。このようなデジタルツールに共通するのが、テキストだけでなく、写真や動画、PDFなど、すべてまとめて1つのノートに格納できることです。
デジタルなノートは持ち歩きに適しているという特徴もあります。紙のノートでは、ノートを持ち歩かないと中身を閲覧できませんし、複数冊になると持ち歩くのは非現実的です。しかし、デジタルなツールで書けば、1台のパソコンやスマートフォンなどですべて管理できます。大量のノートでも持ち歩きでき、過去のデータも簡単に検索できます。
しかし、上記のツールには弱点が2つあります。
1. 独自のフォーマットで保存されること
それぞれのツールで保存したデータは独自のフォーマットで保存されているため、他のツールに移行しようとすると大変です。エクスポート機能は用意されていても、それを他のツールで読み込むには変換が必要です。
2. インターネット上に保存されること
最近では日本中どこにいてもインターネットに接続できる環境が整いつつありますが、いまだに外出先だとネットワークが遅くなることはあります。ネットワークに接続できていても、これらのツールが障害でダウンしていると、自分のノートにアクセスできないのです。
利用していたサービスが終了してしまうと、上記の2つの弱点により、自分で作成したノートが見られなくなったり、追記できなくなったりします。この2つの弱点を解決するのがMarkdownという記法であり、それをローカルに保存して便利に使えるObsidianというツールです。
本書では、Obsidianの基本的な使い方だけでなく、デジタルでノートを管理するときの考え方や、Obsidianのプラグインの使用方法、活用法などを幅広く紹介しています。
Markdownのようなテキスト形式でライフログやノートを管理するメリットを知り、ローカルで動作することによりサクサク動くノートアプリ「Obsidian」をぜひ活用してみてください。
【目次】
第1章 デジタルなノートに求めるもの
1.1 ノートに何を記録するのか
1.2 デジタルなノートツールに求める要件
1.3 情報をつなげて保存する
第2章 Obsidianとは
2.1 Obsidianの特徴
2.2 Obsidianならではの機能
2.3 インストールと初期設定
2.4 基本操作
2.5 編集モードと閲覧モード
2.6 デイリーノートを作る
2.7 クイックスイッチャーとコマンドパレット
2.8 Obsidianでの注意点
第3章 Markdownの記法を知る
3.1 見出し
3.2 箇条書きと番号付きリスト、タスク
3.3 引用
3.4 ソースコード
3.5 数式
3.6 リンク
3.7 タグ
3.8 ノートや画像、PDFなどの埋め込み
3.9 表の作成
3.10 文字の装飾
3.11 mermaidによる描画
3.12 メタデータを使う
第4章 便利なプラグインでObsidianを拡張して使う
4.1 プラグインの導入
4.2 代表的なコアプラグイン
4.3 Calendarプラグイン
4.4 RecentFilesプラグイン
4.5 Excalidrawプラグイン
4.6 Mind Mapプラグイン
4.7 Advanced Tablesプラグイン
4.8 Obsidian Chartsプラグイン
4.9 Trackerプラグイン
第5章 ノートを作る考え方
5.1 日記が続かない人へ
5.2 Evergreen Notes
5.3 Zettelkasten
5.4 ノートにタイトルをつける
5.5 LYTとMOC
5.6 完璧を目指さない
第6章 Obsidianの活用例
6.1 ライフログ
6.2 タスク管理
6.3 技術メモを残す
6.4 読書記録を残す
6.5 デザインをカスタマイズする
第7章 データベースとして使う
7.1 Dataviewプラグインの活用
7.2 データベース用ノートの作成
7.3 高度なデータ集計